先輩研修医からのメッセージ

 当院は呼吸器疾患の専門病院であり、標準的な治療から様々な臨床試験まで幅広く診療しています。 そのためcommon diseaseから結核、稀少肺疾患まで数多くの症例を経験することが出来ます。 私は初期臨床研修を終えて当院での研修を開始したのですが、初期研修後すぐに高度専門病院で研修することに幾ばくかの不安を感じていました。 しかし呼吸器内科医としての研鑽を積んでいくにあたり、高度医療施設での研修はいずれ必要ですし、若い時期からアカデミックな環境に身を置けることは非常に良い経験になると現在は感じています。 また当院は医師の出身大学も様々なので、カンファレンスでも活気のある議論がなされ、若手が中心となりセミナーを開いたりと自由な雰囲気であることも特徴だと思います。

 私は愛媛大学呼吸器内科の所属ですが、呼吸器内科医を目指した初期研修医時代から当院で働くことを志望していました。
 この病院で後期研修医として働き始めて1年になろうとしています。どの病院で研修しても呼吸器内科医としての研鑽はつめると思いますが、当院で研修することの魅力は、なんといってもその症例数と症例の種類にあります。
 また、その道での権威である先生方がいらっしゃることは有名ですが、他にも経験豊富かつ確かなエビデンスに基づいたアドバイスをくださる先生方が多くいらっしゃいます。
 若手の先生同士が議論しあうようなメーリングリストや勉強会の機会も豊富で、その切磋琢磨する様子に自分の向上心が刺激されるのも魅力のひとつだと思います。
 稀少症例にせよ、common diseaseにせよ、恵まれた環境である当院だからこそ得られる知識や経験は、これから呼吸器内科医として働く上で礎となるに違いありません。