2012年3月
-多職種チームの熱気-
病院で働く人といってまず思い浮かべるのは、医者。あるいは看護婦(今は看護師が正式職名です)でしょうか。
最近はチーム医療が大切で、特に多職種で構成されるチームが院内で活躍しています。
例えば、がんや呼吸不全の患者さんの苦痛を軽くするための薬の使い方などを主治医に提案する緩和ケアチーム(PCTといいます)が定期的に院内を巡回しています。
メンバーは医師、看護師、薬剤師に加え理学療法士、作業療法士、心理療法士という有資格者が加わります。
感染対策を担当するチーム(ICTといいます)ならば、臨床検査部門や薬剤部門と連携を取りながら医師、看護師が院内での感染症の発生を防止し拡大を防ぐために活動しています。
NSTというチームもあります。
患者さんが適切に栄養をとっていただけるようサポートするチームのことで、これは栄養士、言語聴覚士、臨床検査技師、薬剤師、看護師、医師がメンバーです。
このように病院にはさまざまな専門資格を持った人が勤務していますが、心理療法士や言語聴覚士とは何をする人か、おなじみで無い方もいらっしゃるでしょう。
2月末に栄養療法に関する学会(日本経腸静脈栄養学会)が神戸で開催されました。
この分野に関わるさまざまの職種が研究成果発表しますから、非常に多数が参加します。
どれくらい"非常に多数"だったのか。
今回はポートアイランドの大きな会議場とホテルが貸し切りの会場でした。
数年前"呼吸器学会"という、医師を主な対象とするこの分野で最も大きい学会が同じ会場で開催されたのですが、ポートライナーにも楽々乗れましたし、どの演題も座って聴くことができました。
しかし今回は、立ち見は当たり前、人気のテーマでは会場から聴衆があふれることもめずらしくない盛況でした。
去年も一昨年もこの学会は同じ状態で、多職種が関わる医療の熱気の一端を想像していただけると思います。
当院は肺がん患者さんが多いので、関連演題の会場を目指すものの、入口に近付くことすらできないこともありました。
演題の詳細はともかく、どの施設でも癌患者さんにいかに食事を楽しんでもらい治療に結びつけるかに苦慮していることだけは十分伺い知ることができました。
さてこの学会は来年2月下旬に金沢での開催です。冬は美味しいものが沢山ありますし、たまたま私の実家もあり何かと好都合ではあります。
しかし、2月。北陸では雪が少ない町とはいえ、何と言っても多くの人が集まる学会なので今年のような記録的な降雪にはならないように祈ります。
冬が厳しかったので今年の開花は遅れるかもしれませんが、院内の桜の蕾はすでに膨らんで来ています。

(近畿中央胸部疾患センター 院長 林清二)
病院で働く人といってまず思い浮かべるのは、医者。あるいは看護婦(今は看護師が正式職名です)でしょうか。
最近はチーム医療が大切で、特に多職種で構成されるチームが院内で活躍しています。
例えば、がんや呼吸不全の患者さんの苦痛を軽くするための薬の使い方などを主治医に提案する緩和ケアチーム(PCTといいます)が定期的に院内を巡回しています。
メンバーは医師、看護師、薬剤師に加え理学療法士、作業療法士、心理療法士という有資格者が加わります。
感染対策を担当するチーム(ICTといいます)ならば、臨床検査部門や薬剤部門と連携を取りながら医師、看護師が院内での感染症の発生を防止し拡大を防ぐために活動しています。
NSTというチームもあります。
患者さんが適切に栄養をとっていただけるようサポートするチームのことで、これは栄養士、言語聴覚士、臨床検査技師、薬剤師、看護師、医師がメンバーです。
このように病院にはさまざまな専門資格を持った人が勤務していますが、心理療法士や言語聴覚士とは何をする人か、おなじみで無い方もいらっしゃるでしょう。
2月末に栄養療法に関する学会(日本経腸静脈栄養学会)が神戸で開催されました。
この分野に関わるさまざまの職種が研究成果発表しますから、非常に多数が参加します。
どれくらい"非常に多数"だったのか。
今回はポートアイランドの大きな会議場とホテルが貸し切りの会場でした。
数年前"呼吸器学会"という、医師を主な対象とするこの分野で最も大きい学会が同じ会場で開催されたのですが、ポートライナーにも楽々乗れましたし、どの演題も座って聴くことができました。
しかし今回は、立ち見は当たり前、人気のテーマでは会場から聴衆があふれることもめずらしくない盛況でした。
去年も一昨年もこの学会は同じ状態で、多職種が関わる医療の熱気の一端を想像していただけると思います。
当院は肺がん患者さんが多いので、関連演題の会場を目指すものの、入口に近付くことすらできないこともありました。
演題の詳細はともかく、どの施設でも癌患者さんにいかに食事を楽しんでもらい治療に結びつけるかに苦慮していることだけは十分伺い知ることができました。
さてこの学会は来年2月下旬に金沢での開催です。冬は美味しいものが沢山ありますし、たまたま私の実家もあり何かと好都合ではあります。
しかし、2月。北陸では雪が少ない町とはいえ、何と言っても多くの人が集まる学会なので今年のような記録的な降雪にはならないように祈ります。
冬が厳しかったので今年の開花は遅れるかもしれませんが、院内の桜の蕾はすでに膨らんで来ています。

(近畿中央胸部疾患センター 院長 林清二)