臨床検査科について
古くから患者様の診断と治療のために医師が自ら様々な検査を行い、自ら薬を処方して治療にあたってきました。しかし、診断あるいは治療のために高度な専門性が要求されるに従って、薬剤師、診療放射線技師、臨床検査技師、管理栄養士、理学療法士、作業療法士などコメディカルと呼ばれる医療集団が生まれてきました。
現在の医療では内科、外科などの診療部門、薬剤部門、看護部門、放射線部門、臨床検査部門、リハビリテーション部門、診療録管理部門、給食部門、医療福祉相談部門、事務部門、その他の部門などが連携して各自の役割を果たすことによって、チーム医療を形作っています。
近年、科学技術の飛躍的な進歩により診断技術も急速に発展・拡大し、画像診断や生理機能検査、検体検査などの臨床検査は日常診療に欠かせない部門として機能しています。現在の医療現場で行われている検査は2000種類以上に達していますが、必要に応じて増加する傾向にあります。これらの検査所見から得られる患者情報は診断確定や治療方針決定の根拠の一つとなっています。