薬剤師外来このページを印刷する - 薬剤師外来

がんに対する不安な気持ちや、がんに伴う症状や治療によるお困りごとはありませんか?
わが国では高齢化が進み、がんに罹患(りかん)する方が多くなっています。
その中でも、日本人における肺がん罹患率は、胃がん、大腸がんに次いで第3位です。(2013年地域がん登録全国推計によるがん罹患データより)
これまでの抗がん剤による治療や痛みに対する緩和治療の多くは、入院を必要としてきましたが、治療法の進歩により外来通院で治療を受ける患者さんも多くなっています。
がん患者さんの中には、痛みなどの苦痛の他に気持ちが落ち着かない、眠れないなどの気持ちの辛さを感じている場合もあります。
また、抗がん剤の種類も多様化しており、在宅での副作用の管理にも注意する必要があります。
このようなことから、主治医・支持緩和ケアチームとも連携しながら、専門的な知識と経験を持つ専任薬剤師と認定看護師等によって、がん患者さんのサポートや相談をおこなうため、当センターでは2014年5月より「薬剤師外来」「がん看護外来」を開設しています。  

薬剤師外来・がん看護外来ご案内リーフレット
 
薬剤師外来

どんな患者さんが対象になるのですか?

薬剤師外来2
がんと診断された、または疑われる患者さん、抗がん剤や医療用麻薬を処方されている患者さん、患者さんを支えるご家族が対象となります。

例えば...
 ☆抗がん剤を使っているけど、副作用が心配。話を聞きたい。
 ☆薬を使い出してから、かゆみが強い。
 ☆薬を使っても下痢が止まらない。
 ☆痛み止めを飲んでいるけど、痛みがとれない。など・・・
その他、お薬に関するご不安、ご不明なことがあれば、サポートや相談を行います。


 

どんな専門スタッフがいますか?

薬剤師外来
 日本薬剤師研修センター認定薬剤師
 日本病院薬剤師会認定薬剤師
 外来がん化学療法認定薬剤師
 NST専門療法士 などがサポートいたします。

がん看護外来
 緩和ケア認定看護師
 がん化学療法認定看護師 などがサポートいたします。

薬剤師や看護師による外来は、どんなことを具体的に行うのですか?

薬剤師は、診察前に、患者さんやご家族へお薬の効能・効果、服用方法、日常生活の注意点、副作用が出た場合の対策の説明や、主治医へのお薬に関する提案を行います。
また、入院された場合にも病棟の薬剤師と連携し、同様のサポートや相談をおこないます。

看護師は、病状や日常生活の注意点の説明、患者さんの必要とする情報の提供、患者さんの心理的不安をやわらげるための説明・サポートをおこないます。

主治医の先生との連携はどうなりますか?

主治医とも患者さんの情報を共有するため、患者さんはより質の高い、また安全な治療が受けられます。

「薬剤師外来」と「がん看護外来」を受診したい場合はどうしたらよいのですか?

原則予約制になりますので、薬剤師・外来看護師にお声かけください。
保険診療の範囲内で一定の費用がかかることがあります。

場所はどこにありますか?

薬剤師外来①・がん看護外来 ・・・ 外来18番・19番診察室(内科、初診外来待合室の奥扉の奥)
薬剤師外来② ・・・ 西1病棟113号室(外来化学療法室の奥)

※詳しくはインフォメーションの院内図をご確認ください。

何曜日に受診できますか?

祝日を除いた月曜から金曜の 8:30~15:00(原則)に開設していますので、外来受診日に合わせて受診していただけます。

ご不明な点などございましたら、お気軽に薬剤師・外来看護師へお声がけ下さい。

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