臨床研究センター 井上義一センター長と呼吸不全研究部 新井徹研究部長が、米国ベストドクターズ社より医師同士の評価によって選ばれる“The Best
Doctors in Japan 2020-2021”に選出されました。
井上義一センター長は、2010年から11年連続の選出、新井徹研究部長は、今年度初の選出です。
ベストドクターズ社は、病状に応じた適切な治療やセカンドオピニオン取得のための名医紹介などを世界各国で行っている会社です。米国に本拠を置いています。
ベストドクターズ社の名医選出方法は、膨大な数の医師を対象に「もしあなたやあなたの家族が、あなたの専門分野の病気にかかった時、治療をどの医師にお願いしますか?」とアンケート調査をし、その中で治療能力、研究結果、最新医療情報への精通度などを考慮した上で、ある一定以上の評価を得た医師を名医(Best
Doctors)と認定するというものです。
2020年3月現在、世界で約53,000名、日本では約6,500名の医師が認定されています。
臨床研究センター長 井上 義一
私の専門とする間質性肺疾患には原因不明で診断法や治療法も確立されていない難病がまだまだ多く含まれています。国立病院機構近畿中央呼吸器センターには多くの呼吸器難病患者様が国内だけでなく、海外からも紹介されてきます。多くの難病患者様に最良と思われる診療を行うとともに、標準的診断治療法を確立し(ガイドライン、手引き等作製)、病態解明そして新たな診断方法と有効で安全な治療法の開発を積極的に続けています。ベストドクターには選んでいただいていますが、今後とも一人一人の患者様の診療を大切にしながら、その評価に答えてゆきたいと思っています。
呼吸不全研究部長 新井 徹
私は2000年に当院に就職して以来、主に肺がん以外の呼吸器疾患の診療に携わってきました。特に、間質性肺炎、肺胞蛋白症、リンパ脈管筋腫症については井上義一先生にご指導いただきました。この度、Best Doctorsに初めて選出いただきましたが、ひとえに、ともに診療いただきました諸先生、ならびに、当院の職員の皆様方のご協力の賜物かと思います。今後も地道に日々の診療に当たらせていただきたいと思います。何卒、よろしくお願い致します。
※Best Doctors star-in-crossロゴは米国およびベストドクターズ社の商標です。