呼吸器疾患集中治療室(RCU)
RCUについて
当センターは呼吸器疾患の専門施設であり、様々な呼吸器疾患の診療をしています。
なかでも重症肺感染症、慢性呼吸器疾患の急性増悪、間質性肺炎の急性増悪、急性間質性肺炎、喘息発作等は危機的な呼吸不全に陥ることがしばしばあります。
このような急性の重篤な症例に強力かつ集中的な治療及び看護を行うため、2008 年4 月1 日に開設されたのが、呼吸器疾患集中治療室(RCU)です。
当RCUでは、呼吸器専門施設である特徴を活かし、薬物治療に関しては院内カンファレンスで治療方針を決定し、かつ呼吸管理も病態に沿った呼吸療法を選択し専門的治療を行っています。
必要になった場合は外科医と連携して外科的治療も行うことが可能な環境です。
重症感染症や肺気腫・気管支喘息などのⅡ型呼吸不全症例などcommon disease以外にも、間質性肺炎の急性増悪などびまん性肺疾患に関連する重症呼吸不全の治療、肺胞蛋白症症例全肺洗浄後の呼吸管理を行っていることも呼吸器専門施設である当院の特徴です。
その他、肺癌の気管支内進展による気道閉塞には挿管、人工呼吸管理を行いながら内視鏡的焼灼術も行っています。
ベッド数は4 床で、呼吸器内科医師、看護師(集中ケア認定看護師1名を含む)、臨床工学技師、理学療法士など多職種でチーム医療を行っています。
人工呼吸器、血液浄化装置、気管支内視鏡、モニタ装置等の機器を適正かつ安全に使用し、スタッフが一丸となって患者さまの治療にあたります。
他施設において管理困難な肺疾患による重症呼吸不全症例も、積極的に受け入れています。
診療実績(2018年)
診療科 | 症例数 |
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内科 | 66 |
外科 | 118 |