心療内科
先生が緩和ケアに携わるようになったきっかけを教えてください。また、患者さまやご家族を支えるうえで、どのようなことを大切にしていますか。
今から34年前に医学部5年生の臨床講義で恩師の先生から「がんとこころ」のつながり(サイコオンコロジー)を学びました。医師4年目でがん専門病院勤務時に先輩医師の緩和ケアチーム回診に帯同したことがきっかけです。
患者さま、ご家族を支えるうえでは、「身体とこころを含めた病を持った人間としての側面」を大切に診ながら治療の最大効果、負担の最小化、QOLや希望の最大化を目指しています。
息苦しさや痛み、気持ちのつらさを抱える患者さまに対して、当院ではどのような支援を行っていますか。呼吸器の専門病院ならではの強みについても教えてください。
緩和ケアを得意とする医師、看護師、薬剤師、心理士、栄養士、リハビリ、MSWなどの多専門職とチームを組んで診断、治療の早期から個別性を配慮してお世話をさせていただいています。
特に疼痛や息苦しさ(呼吸困難感)には原因への治療と並行して、最適な症状緩和に有効な薬剤とケアを組み合わせた最新の知見を踏まえた複合的介入をしています。例えば看護師によるポジショニングや送風療法、心理士によるリラクセーション療法、リハビリ職による呼吸リハビリなどが得意です。
また当院には緩和ケアに精通した心療内科医や心理療法士がいます。身体ところのつながりを分けずに(心身相関、心身一如)対応できることも特色です。
緩和ケアは、どのようなときに相談するとよいのでしょうか。相談をためらっている患者さまやご家族に、先生からお伝えしたいことを教えてください。
病に遭遇したときこそ、遠慮せず、主治医や医療スタッフに自らの苦痛や気がかりがあることを相談してみてください。周囲に頼ることは弱い人ではありません。最善の治療と希望する生活や人生を送るために是非当院の緩和ケアを利活用してください。時期、場所を問わずに院内や地域の多専門職とサポートさせていただきます。








